絵本制作について



アトリエココペリでは年に一回 一ヶ月かけて絵本の制作をします
(小学生クラス以上)

絵本制作の準備や製本についてご紹介します



絵本制作の前に…

ココペリでの絵本制作に入る前に
お家で絵本のお話を考えてきてください

(ココペリに来てからお話を考えると、描く時間がなくなってしまいます)

絵本の下書きについて



白い紙をホッチキスでとめたものに

起承転結の、5つの画面でお話を描いてきてください

下書きはかんたんに描いたものでOKです

絵本の描き方


イメージ図




見開きでひとつの場面です

文字は たて書き ・ よこ書き
どちらでもOK

たて書きの場合は
右綴じ(右からスタート)

よこ書きの場合は
左綴じ(左からスタート)

になります




※見開きがふたつの場面にならないように
注意してください





製本について

絵本の中身ができたら、スタッフの手で製本します。
その工程がこちら↓

まずは全ページを順番に貼り付けていきます。
右下・左下にページ数を書いてもらう理由は、この貼り付け作業でページ順を間違えない為でもあります。




次に絵本の見返し(表紙と本文をつなぐ役割の色画用紙)を両側に貼り付け。
この見返しの色も表紙と同じように、色見本から選んでもらうのでそれぞれで違う色なんです。


本文と見返しの合体が終わったら、重しをして何日か置き、張り合わせを固定します。


がっちり張り合わせができたら、中身と表紙を合体させる準備です。


寒冷紗(かんれいしゃ)を本のサイズに合わせて切ります。
(これが中身と表紙をより強く合体させてくれます)


ボンドを背表紙側に塗って…



寒冷紗の貼り付けができました。

これで中身の準備が完了です。



次は表紙の工程をご紹介します。

これは表紙を描いた画用紙をハードカバーにする為の厚紙です。
大きな厚紙が表紙・裏表紙、細い厚紙が背表紙用です。


まずは表紙の四つ角をハサミでナナメにカット!
こうすることで角を綺麗に織り込むことができます。


角のカットが終わったところ↓


裏にボンドを塗っていきます…。




全体に濡れたら厚紙を置いて…。




四方を折っていきます…。



角もきっちり。



裏返して、ふきんで押さえて…。


表紙の準備完了です!



いよいよ、表紙と本文の合体です。
背表紙のミゾにボンドを塗って…



本文がズレないように、気をつけながら位置決め。




ボンドを流したところをよく押さえたら…一度開いて…。


見返しの裏に刷毛でボンドを塗って、表紙と貼り付け…。



反対側も貼り付け…。




表紙と中身がくっつきました。

表紙が汚れないように気をつけつつ、重しをして数日間。
これで表紙と中身がしっかり固定されます。



これで、本の形になりました。次は仕上げです。




防護カバーシートをを貼り付けます。
本のサイズに合わせてシートを切って…。


表紙と厚紙の貼り付けと同じく、角をナナメにカット。


ズレないようにシートと本と合わせて…。



ふきんで押さえながら、画用紙とシートの間で気泡が入らないように貼り付けていきます。
これまでの作業と同様以上に慎重な作業です。


貼り付けできました。

背表紙のところでシートをカットし、折り返し。





角きっちりにシートを折り込んで貼ります。

ではいよいよ反対側の貼り付けです。



ゆっくりゆっくり…。


貼れました。


角をカット。


背表紙のミゾあたりもカット。


シートを折り返して…。



背表紙の余分なシートをカットすれば…。


製本完了です。


防護シートでピカピカの表紙になりました。


このあとも、再び絵本に重しをして強固に貼り付けし、それから作者へお返しになります。





おえかき・造形教室 アトリエ・ココペリ
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